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ApptBoard の開発話

はじめに

そういえば ApptBoard を開発について書いていなかったので記録しておきたいと思います。

開発のきっかけは Sunrise の Meet キーボードの予定調整機能

開発前の当時 Sunrise という iOS カレンダーアプリが有りました。 私はそのアプリのファンでしたが、現在は Microsoft に買収されてアプリの開発も終了しています。

Sunrise は Meet という iOSキーボードを内包していました。 Meet キーボードはURLを生成して、Web上で予定の調整が出来るというとてもスマートな機能を持っていました。 (かっこいい!)

Web上で予定調整するのはスマートだけど・・みんな出来るの?

私はその機能に当初とても驚きました。

しかし同時にどれだけの人がこの機能を違和感無く使えるかには疑問を感じていました。 私が日程調整する相手は、自分の親世代や社内のITに詳しくない人もかなりいます。

みんなURLをタップしてくれるの?
毎回「そのURLは何か」を説明しないといけないんじゃない?

こんな疑問が常にありました。 そしてそうした人には予定の時間の候補は単純にテキストで連絡して方がスムーズだと思いました。

それが最初のアイデアです。 当時(今もですが)、自分の予定の状況を確認しながらキーボードから挿入する機能を提供するアプリは見当たりませんでした。

思いついたアプリは自分で使っても便利そう。なら自分で作ろう。

自分の予定をテキストで挿入出来るのは自分がユーザーとしても便利そうです。

自分がユーザーになれるかどうかは重要です。 仮に全く人気が無くても自分が便利になるように開発を継続出来ます。

自分でも使いたいし、 Swift で本格的に何か作りたいし・・、よし、やるか!

こんな感じで始めました。 開発はもちろん大変でしたが、基本的に楽しくやれました。 自分が使いたい、と思える機能を作っていくことが開発の力の源泉だったと思います。

広告も無く完全無料にした理由

当初からアプリ本体は無料で提供する方針でした。 考えていたのはApp内課金でした。 例えば一ヶ月以上先の予定を見たい場合は有料にするような形です。 しかし最終的に完全無料にしました。

理由はこんなところです。

  • 利用者の間口を広くしたかった
  • 広く使ってもらった方がお金を貰うよりも自分にメリットが有るのではないかと思った
  • 無料にして心置き無く自由に開発したかった
  • 広告はキーボードアプリの特性上、使い勝手を落とすので出したくなかった

基本的に間違ってなかったと思います。 しかしもし有料にして上手くマネタイズできていたら、また違ったスキルもついていたと思います。 そう思うと次は有料の物を作っても良いかなと思います。

余談: スクリーンショットを取得するのが面倒

余談です。

開発は大変でしたが AppStore に掲載するスクリーンショットを取る作業が一番面倒でした。 これは同意して頂ける開発者の方も多いんじゃないでしょうか(笑)。

このアプリの魅力を伝えるには予定が入っていないといけません。 何通りもの実機やシュミレーターでカレンダーを入力して、メールやメッセージの画面でキーボードカレンダーを表示するのはメチャクチャ面倒な作業でした。

今思えば予定を自動的に作成するアプリを作って、そちらで予定を一括登録して準備をすれば良かったな、と思いました。 怠惰さが足りていませんでしたね(笑)。

ちなみに最新の iTunes Connect では1デバイスのスクリーンショットを変換してくれるとどこかで読みました。 まだ確認していませんがそうだとしたら大歓迎です!

ここまでを振り返って

まだ開発が終わった訳ではないですが、ここまでを振り返ってこんなことを感じます。

  • リリースまでやりきった達成感
    • これはリリースの後毎回思いますが、やっぱり嬉しいです。
  • プレゼン力が上がった
    • iPhone アプリはすぐに人に見せれるので、成果をすぐに見せれて「おおー」と言ってもられるので嬉しいです。
  • Swift に慣れた
    • 極めている訳ではないですが、色々と書けるようにはなりました。
  • 初めてメディアにのった
    • AppBank さん、 techjo さんに紹介されて超盛り上がりました(自分が)。

これからも楽しんで開発していきたいですね。

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